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国際法の視点から国際情勢を見るスレ

1 :漂流人さん:04/03/24 16:00 ID:pS/W3znZ
政治的な視点で見てしまうことが多い国際情勢ですが、
国際法の視点から見るとまた違った世界が見えてきます。

国際法の知識を交えつつ議論しましょう。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/01 00:36 ID:+/sVE4q8
イラク戦争ってunprovoked war of aggressionじゃないんですかね?

209 :pp:04/05/01 02:57 ID:oMYfZ3CW
レスありがとうございます。細かいところについても言いたいとこ
ころがありますが、とりあえず一番重要なところから。

まず93さんの着目される「事件後の私人の処罰」が
国際法上どのように論じられるという点について、「京大」理論にも
触れて若干コメントしたいのですが・・・。しかし、93さんは「ケース
ブック国際法(p.227-)安藤先生等は救済措置まで相当の注意に含めています。」
と書きますが、指している箇所がよく分かりません。私の持ってる
ケースブックの227ページには月川先生の「ジラード事件しか
載っていないのですが・・・・?? こちらのほうが根本的な勘違い
をしているのでしょうか。この事件が関係あるの?


210 :pp:04/05/01 03:07 ID:oMYfZ3CW
そんなわけで、93さんの指している箇所を特定できないためにきちんと
したレスはできません。でも、安藤先生はザフィロ号事件関係の論考では、
自国船舶に所属する水夫が激しくDQNであったことを知りつつ、監督を
つけずに上陸させたことが、相当の注意義務に違反する国家責任発生の
根拠である(つまり事前に水夫を引き止めるなどの「防止」の義務を怠った
こと)としています。というわけで、いまいち93さんのレスの核心を
つかめません。なんかこの辺は苦手なところなので、93さんの言うような
説を時間の許す限りで勉強したいと思っています。それで、この他のソース(で
私にも読めるもの)を教えていただければうれしいです。

これからGW合宿なので、しばらく書き込みできなくなりますが、
この後の直前対策中にもちょこちょこおじゃまします。イラク戦争の
議論もまだですしね。

211 :pp:04/05/01 03:08 ID:oMYfZ3CW
えーと、あともう一点だけ。
>ニカラグアは相当の注意義務の話じゃないと思います。
due diligenceなんて出てこなかった気がするのですが(記憶曖昧)。

ちょっと書き方が悪かったのかもしれません。前のカキコを読んでもらえれ
ばお分かりかと思いますが、少なくとも私の場合は、判決がこのタームに
直接言及しているという意味で使っているのではありません。

193―194のカキコでも「私人(ここはコントラの行為が米国に帰属するか
否かということですが)の行為の「帰属」の理論を論じるにあたって
は」とありますし。


212 :pp:04/05/01 03:09 ID:oMYfZ3CW
若干補足的に説明すると、国家責任の要件についての理論の進展を捉える
ためには、ニカラグア事件において、当時のILC草案に言及しつつ、コン
トラの出した人道法違反等の結果に対する米国の「予見」などの主観的要素
(これと相当な注意義務との関連を議論するとめんどくさくなりますが)
を援用して責任の認定を行った判断した本判決(もちろんMerits)が重要な
(論じるのに不可欠な)ポイントともなるのではないか、という意味で強調し
たものです。

異なる見解もありますが、私としては、私としては、207さんの指摘された、
「責任の帰属」の判断基準、という文脈でこのケースの議論は避けられないの
ではないかと思っています。

213 :93:04/05/01 19:16 ID:r5aShStI
>>207
207さんのおっしゃることには全面同意します。
"国家責任論"を語る上では妥当、
特に国家が責任の帰属自体を
免れんとするケースとしては妥当と思います

ただ当該領域もしくは私人に対して明白に
管轄権がある前提での、
"私人"/"相当の注意"を語る点では
重要なケースでは無いと思います。

>>209,ppさん
×ケースブック国際法
○ニューハンドブック国際法
でした失礼しました。ページ(p.227)
は同様です。

>>208
"侵攻に関して正当化できない戦争"
私的には関心のあることですね。
 過去の湾岸戦争時の国連安保理での
武力行使決議や大量破壊兵器に関する決議を
引き合いに出して、その決議内容が
現在達成されていない、という理由を
以ってして、個別に国連加盟国が
武力行使ができるのか?
 これは湾岸戦争に遡って、はたまた
同種の理由を根拠とするフォークランド紛争
他検討しなければなりませんね。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/01 23:41 ID:zXEMJPMW
高尚な議論に横入りするようで申し訳ないのですが、英語の法律文書を読むために必要な知識をまとめた本はないでしょうか?それも、国際公法を読むためのものです。
UNSCの決議文を読んでもよくわからない。英語はそこそこできる自信はあります。
英語についても大丈夫、ですよね(苦笑)??

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/02 11:49 ID:uY17ZdsX
>214
俺は英語もロクに出来ないのに卒論の参照文献の大半は英語だった。
入り口はヒギンズの原書と日本語版を読み照らすとこからだった。
一般的な法律書は学校の原書購読でかじった程度。
地道にコツコツやることだな。


216 :93:04/05/04 21:49 ID:gYvuJ7tl
>>214
215さんのおっしゃる通りと思います。たとえ以前の外交官の
試験でも国際法を学ぶに当たって英語の原典は知らなくても
大丈夫なはず。院入ると途端に英語原典要るでしょうが。
 日本の学者の論文を読んでるとことあるごとにオッペンハイムや
ブラウンリーやバウェットとかの原典を脚注で書いてあったりして
必要に迫られて215さんのような感じになると思います。

ただUNSC(安保理)、他国連関係は各国にプレッシャーを与えないように
recommendation(勧告)、take note(留意する)、remind(想起する)
などを巧みに使い特殊であること、
 カンマカンマで関係代名詞の数珠繋ぎ構文
であること、ビジネス文書とは異なり、伝統的な日本風の
起承転結型の文書であることですね。回りくどいですが
それを回避するためにはまず事件事実を徹底的に読んでから
決議などを読んだほうがいいですね。

217 :228.net219126122.t-com.ne.jp:04/05/04 21:55 ID:imTzXsQP
test

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/04 23:06 ID:tLOE3llh
これも国際法違反だな。

The Abu Ghraib Prison Photos
http://www.albasrah.net/images/iraqi-pow/iraqi-pow

女性も裸、軍用犬で威嚇 米紙がイラク人虐待の詳細
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004050400041&genre=E1&area=Z10
【ロサンゼルス3日共同】米紙ロサンゼルス・タイムズが3日、イ
ラク人虐待問題に関連して報じた米軍の内部報告書の要旨は次の通
り。
 一、軍警察の要員による拘留者虐待には、以下の行為が含まれていた。
 一、男性と女性の裸をビデオと写真で撮影する。
 一、卑猥(ひわい)な姿勢を取らせ、写真撮影する。
 一、裸にし、数日間放置する。
 一、殴打し、ける。素足に飛び乗る。
 一、裸の男性に女性の下着着用を強制する。
 一、軍用犬をけしかける。拘留者が重傷を負った例も。
 一、男性のグループに自慰行為を強制し、写真撮影する。
 一、男性の指やつま先、性器に電線を取り付け、電気ショックの脅しをかける。
 一、裸の男性の足に、15歳の別の拘留者を強姦(ごうかん)したとの告白の落書きをする。
 一、犬の首輪を着けた男性の前で女性米兵が写真撮影する。
 一、男性憲兵が女性拘留者と性行為をする。
 一、電球を壊し、電球内の有毒物リンを拘留者に振り掛ける。
 一、拳銃で威嚇する。
 一、いすやほうきで殴打する。
 一、裸の拘留者に冷水を浴びせる。
 一、(医師ではない)憲兵が壁に打ち付けられ負傷した拘留者の傷口を縫合する。
 一、肛(こう)門に蛍光スティックやほうきを挿入する。


219 :214:04/05/05 01:35 ID:TkaAhnm7
>>215
ありがとう。今後時間があるときに、アマゾンから買ってみます。

>>216
私は学生ではありません。外交官試験には国際法を読む英語力が必要とされていなくとも、そういう仕事や勉強を進めていくには法律文書が多少わかるぐらいの英語力がなくては話にならないと思います。
「国際」と名のつく分野で日本語だけでは、「井の中の蛙」でしょ。
もちろん、94さんの言わんとしていることはわかるので、2ch独特の煽りと間違えないでね(苦笑)。
UNSCの解説は感謝です。なるほど。こんなテクが載っている本はないか、と伺ったのですが、なさそうだなあ。


220 :214:04/05/05 01:48 ID:TkaAhnm7
94じゃない、93だった。スマソ。
言いたかったのは、学生は英語力が足りません、できくが、社会人になっちゃうとより高度な語学力を求められるということ。
学生に戻りたいよ…

221 :?O`?ae?1/2?n:04/05/05 01:51 ID:WBsoN6O9
イラク男女虐待記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040504-00000111-yom-int
スクープ!!アメリカ軍のありさま写真
http://ctdsaddam.i8.com/uscrimes11.htm


222 : :04/05/05 03:14 ID:Y0zmHNwz
    _._._._              __
        | | | | |.             |.||
       ) .  vヽ.          丿 ソ
        ヽ   ノ__.       _/___/
       ノ____ノ∵∴∵ヽ     /:∴/
      /∴∵/:(・)∴.(・)ヽ   /∵:/
      /∵∴/∵/ ○\:l  ./:∴/
     /∴/:/:./三 | 三|:| /∵:/   tanasinn coming soon.
     /∵/:/∴| __|__ |:| /:∴/
    /∴/:/ヽ.:|  === .|ノ:∵:/
    /∵/:く∴:ヽ\__/∵∴/
           ━(〒)━


223 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/05 07:07 ID:1q2ofXRw
>>169のppさん

初めてこのスレを見たがちょっと驚いた
その指摘はものすごく当たってる。あの回は全体的にどうかしてる。
だが、模範解答を作り直すのは、「多国籍軍系」の問題では徒労に終わるだろう。
やめたほうが時間の節約になる。もし出ちゃったらあのまま書いても充分だろう。
そんなことよりも海洋法の細かい条文でも覚えとけ

224 :漂流人from携帯:04/05/05 19:43 ID:FnplRUSY
↑上に書いてたイラク捕虜の扱いは確かにジュネーブ条約(捕虜条約)違反です。
人間の尊厳を著しく傷つけてるので。

米国もアフガンのときみたいに国連に押しつけちゃうのでしょうか。

それでも米国系石油会社は残るのでしょうね。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/06 18:32 ID:J+xTm7mO
>>220
「できくが、」てどういう意味?
どうも問題はテクニカルタームのようだし、案ずるより生むがなんたらで、
実際読んでみて、分からないところは辞書引いて調べて、少しずつ慣れるより他ないのでは。
あなたの今の英語力とやらもそうやって培われたものでしょ?


226 : ◆6hgEmzypp2 :04/05/07 07:41 ID:LoqToFJ6
こんな論文を見つけました。 PDF でダウソ可能です。

Trials and Errors: Principle and Pragmatism in Strategies of International Justice
Jack Snyder and Leslie Vinjamuri

http://mitpress.mit.edu/catalog/item/default.asp?sid=03ADCFAC-C714-4E75-98FC-15DAC4C5EC95&ttype=6&tid=12923

From the first page:
Advocacy groups such as Human Rights Watch and Amnesty International
have made a historic contribution to the cause of international human
rights by publicizing the need to prevent mass atrocities such as war
crimes, genocide, and widespread political killings and torture. However, a
strategy that many such groups favor for achieving this goal―the
prosecution of perpetrators of atrocities according to universal standards―
risks causing more atrocities than it would prevent, because it pays
insufficient attention to political realities. Recent international criminal
tribunals have utterly failed to deter subsequent abuses in the former
Yugoslavia and Central Africa. Because tribunals, including the
International Criminal Court (ICC), have often been unable to gain the
active cooperation of powerful actors in the United States and in countries
where abuses occur, it is questionable whether this strategy will succeed
in the long run unless it is implemented in a more pragmatic way.


227 :93:04/05/09 19:05 ID:TVP73JxY
>>219
>外交官試験には国際法を読む英語力が〜〜話にならないと思います。
そりゃ自明のことですがな。。
英語力が大変要る外交官でさえ、入省試験には今まで国際法のテクニカル
タームまでを英語で勉強する必要が無いと言ったまでです。
 大企業にせよ、外務省にせよ、入ってから専門の教育プログラムや組織が
あり缶詰で語学力つけるんですから。
 まして、あなたが学生とも申してません。UNSC文書を読む機会が多い
職業例として外交官を出したまでで。

>94さんの言わんとしていることはわかるので、2ch独特の煽りと間違えないでね

もうね何といいますか。。

228 : :04/05/11 00:46 ID:PFyV/YN6
意味和姦ね

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/11 04:20 ID:3DlnnECE
イギリスが捕虜の虐待を認めたらしい

これで、単なるジュネーブ第3条約の問題ではなく
具体的にICCとの関係が問題になる事件になった。


230 : :04/05/12 15:14 ID:xba6SsQh
外交官試験は落ちても修正のきくタイプとそうでないのがいるからなあ。
後者はかなり苦労すると思うよ。
あと国際法を専攻する院生も同じね。



231 :漂流人:04/05/22 19:11 ID:F3VN7WkY
拉致問題、国際法でなんとかならないものか、考えてみた。

北朝鮮は拉致という犯罪を行なっているが、これは部下がやったとした。
これで違法行為の帰属が国家になった為に国家責任が発生する。国家はまず第一に違法行為を終了しなければならない

次に救済を考える。
ICJは北朝鮮は応訴しない。
安保理は中国が拒否権発動で機能しない。
なので国連は機能麻痺に陥る。
よって国際社会に頼るのは無理。

日本が取り得るのは対抗措置として北朝鮮の人を拉致する、経済制裁、
日本にいる朝鮮人の国外退去が考えられるが、
国家主義国家は個人より社会を優先するから
対抗措置としては有効ではない。
また、在日朝鮮人はマクリーン事件で示されたように
内国民待遇を持つと考えられるから国外退去は憲法違反になる可能性がある。

北朝鮮と戦争をするなら安保理の機能麻痺を根拠に
一般国際法復活論を主張できるが、
国際社会では認められない考えだけに逆に不利になる可能性が高い。

そもそも我が国は交戦権を憲法で否定しているので、
自衛による武力行使と説明しないといけないが、
自衛権はニカラグア事件で、
国家による武力行使でなければ発動できないとされる。
よって戦争は無理です。

結論…経済制裁するべし。
もしくは対抗措置として北朝鮮内の反政府団体に
表向きは人道支援の資金援助する。

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/22 20:50 ID:GBKti3ks
>>231
久しぶりですね。今までROMってた人間です。国際法による明快な解説thxです。法で対処する方法って全然ないのね…。
特定船舶入港禁止法の成立も北に阻止されてしまったし…。

人道支援を日本が監視する方法ってないのでしょうか?そもそも「国際機関」ってどこの機関を指しているのかわからないが、
北朝鮮政府による支援物資横流しの事実が見つかれば、今後北に対する一つのカードになると思うのだが(威力は低そうだけど)。


233 :93:04/05/23 02:48 ID:WRh2k4W3
>>231
お久しぶりですね。

>ICJは北朝鮮は応訴しない。

ICJっていう前に、国際法だって一応周旋や仲裁や前段階があっての話で
ICJなので、イキナリそういきましても。

>対抗措置として北朝鮮の人を拉致する

マジデスカ。国家の3要素の一つを奪うことは相手国の主権そのものを蹂躙する
ことですよ。当たり前なので、ワザワザ拉致は重大な国際法違反ですなんて
書いてないわけで。ダカラコソ、そういう行為をする国家を
ならずもの、テロ支援国家なんて言葉でレッテルが貼られるわけで

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/23 03:00 ID:WRh2k4W3
>>232
>特定船舶入港禁止法の成立も北に阻止されてしまったし…。

北に阻止されたんではなく、国際法で、特に海洋法の一般法規に違反するので
成立しなくて当たり前だと思います。特定国家の船舶を断っては世の海運に
支障がありますから。

それと、人道支援なんですが、基本的に当該国(北朝鮮)の了承が無いと物資は
送れないはず。もちろん、支援の人員も当該国の了承が無いと送れない。
領域侵犯になります。たとえ、国境越えた目の前に人が倒れていようとも。
 反政府団体に送れば、基本的に反政府団体は外患誘致や内乱罪に
どこの国でも問われます。それに武器を持っている反政府団体ならば
場合によっては間接的な武力行使支援ということで国際法違反なんかになることが
あります。これはICJのニカラグアの軍事的、準軍事的活動事件の判例など。




235 :漂流人:04/05/23 03:44 ID:Ih+4t4+7
>>93
仲裁裁判とかができればいいのですが、
実際裁判所の合意に行くまで大変そうです。
ICJを含め国際裁判一般って書いたほうがよかったですね。

で、対抗措置として拉致る云々の話は国際法上認められるというもので
あって、政治的な面や実効的な面ではまた別です。

と書いたところで、ILC22条の対抗措置の要件を考えるに当たって、急迫性の
要件を考えるのをすっかり忘れてました(^^;
次の具体的な拉致が予想されない限りこれは充たされないので、
国際法的にも拉致に対抗して拉致というのは無理ですね。

それを考えると、経済制裁並びに人道支援名目での反政府組織への援助も
全て急迫性の要件が認められないために行なえません。
更にご指摘のとおり、北朝鮮内への物資援助は人道支援目的でも
合意がない限り不干渉義務違反になりますが、
対抗措置の比例性の要件を充たすと考えてたのでこのようなことを
書きました。どちらにしろ急迫製の要件がないので無理ですが。

>>特定船舶入港禁止法の成立も北に阻止されてしまったし…。
>北に阻止されたんではなく、国際法で、特に海洋法の一般法規に違反するので

これなんですけど、一般法規のどの部分に違反するのでしょうか?
法律の内容は詳しく知らないのですが、国内法の域外適用に当てはまる
可能性がもしかしたら…と思ってたのですが。


236 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/23 03:59 ID:ePKyPIjN
 この頃思うのですが、日朝交渉に対する国民の反発は、北朝鮮というテロ・独裁国家の属性
に由来するものです。
 これに対し、北朝鮮と国交を結ぶことを求める外交的立場にそれなりの根拠もあるかと思い
ますが、実は、国際法は、君主国家同士の外交が主流だった時代にその基礎が発展したことか
ら、相手国がどんな国だろうが、お互いの利益のために価値相対主義的に物事を解決しようと
します。ということで、ある意味、日朝交渉をやれば、「テロ国家容認」の流れに進まざるを
得なくなるのでしょう。
 結局、世論を踏まえた対応を考えるのであれば、米国(あまり国際法を守らない国ですが)で一般化
しているように、今後の日朝交渉について、議会が政府の交渉方針を一定範囲に制限する法律を定める
必要があるのかと思います。例えば、
 @ 代償としての経済援助の総額の制限  せいぜい1000億円以内じゃないと、国内で動乱が起きるかも。
 A 現政権の体制擁護的な共同声明の禁止  日本は立憲国家です。北朝鮮のような国は、全く日本の価値理念と合致しません。
 B 核問題と拉致問題の全面解決前での経済援助の禁止  世論はこれを一番望むでしょうね。
 C 核問題と拉致問題の全面解決を前提としない国交締結の禁止
といったことが考えられます。日本では、国会が法律で外交交渉の方針を定めたり制限した例がない
ですが、米国ではごく普通のことです。米国とちがって、行政府は国民からは間接的にしか選ばれて
いないので、より、こうした法律の必要性は高いかと思います。上記の内容が適切かはともかく、
こうした法律の整備は必要だと思います。


237 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/23 08:23 ID:znlgRUl+
>231
日本も、北朝鮮も条約当事国ではないので、無理を承知ですが
ICCに事件を付託できればなぁ、とも思ってもみたりします。

経済制裁が現実的と思われますけれど、小泉総理は、経済制裁をしないと言明
してしまったしなぁ。

拉致は、強制失踪とも解釈できるので、ジェノサイド条約で何とかならんかな
とも思いますが、北朝鮮が条約当事国ではないので、無理っぽい。

旧ユーゴスラビアとかルワンダのように、特別法廷を設置するのが現実的かと
思われます。

> 安保理は中国が拒否権発動で機能しない。

これは、疑わしいなぁ。「拒否権を発動すれば、対中国ODAを中止する」とか日本が
主張すれば、せいぜい棄権じゃないでしょうか。

238 :93:04/05/23 11:32 ID:WohsX2oD
>>235
>>北に阻止されたんではなく、国際法で、特に海洋法の一般法規に違反するので

>これなんですけど、一般法規のどの部分に違反するのでしょうか?

国連海洋法条約の24条の無害通航権です。これは国連海洋法条約
発行以前でも慣習国際法としての成立は認めてもいいのではないでしょうか。
商船であっても、麻薬、敵国への武器の運搬などの合理的な疑いが無ければ、
沿岸国による通航妨害は許されないということです。特定国籍の船舶であるという
その理由だけでは許されません。

国際船舶は出航してから、目的地到着までのリードタイムが長く、天候の影響、
そして補給のためなど、寄港地も多くなることもあります。母国と、寄港国との
政治的な駆け引きによって、入港が許されたり、入港には「無条件の臨検権」が
設定されたりすると商売の上でリスク大きいですよね。通過通航権もあわせて
参照のこと。

239 :232:04/05/23 11:54 ID:45Uv2gyF
>>漂流人
法案提出者の一人である水野賢一議員が、雑誌『正論』04、5月号に、「私たち若手議員が考えた「北朝鮮制裁法案」の意義」という論文を載せています。

国際法について、
1.「海港ノ国際制度ニ関スル条約及規程」の第16条で安全保障上の理由で(他国への均等な待遇の付与義務)の例外を認めている。
2.北朝鮮はこの条約に加盟していない。
3.仮に北が今後加盟したとしても、日本は北を国家承認していないので、本条約は日朝間には適用されない。

また、この法案が他国に誤解を与えないように、法案第8条に、
「この法律の施行に当たっては、我が国が締結した条約その他の国際約束の誠実な履行を妨げることがないよう留意しなければならない」
と入れてある。

とのことです。


>>237
中国は拒否権を使うと思います。

そもそも拉致問題を安保理で扱う理由がない。
拉致問題は、国連人権委員会で決議文を採択しようとしましたが、中国は数少ない反対派として反対票を出しました。
対中ODAは昨今の経済発展によって、近い将来なくなります。日本世論は対中ODAに冷たいし、現に毎年大幅縮小し続けています。
一説によると、北京五輪が開催されるときに、「先進国の仲間入り」というお題目を付け、ODA終了ということにするという話も。
仮に今日対中ODAを打ち切ったとしても、そんなに困る話ではないでしょう。
政治バランスを考えて、北を支持したほうがいいという具体的な状況にあれば、簡単に拒否するでしょう。
中国を棄権まで持っていくには、結局アメリカを含めた国際的な合意形成がある場合のみです(具体例なくて申し訳ない)。

240 :北朝鮮ウォッチャー:04/05/23 12:18 ID:ePKyPIjN
>>239
 国際法と国内法の関係を、日本のようにガチガチに考えている国はそう多くはないですよね。
 米国は極端ですけども。

 船の入港拒否については、既に青森県が核物質輸送船に対して行なっって、以来、六ヶ所村への
核物質の輸送に際しては、青森県知事に入港の是非についてお伺いを立てることが慣行化しています。
このように、国際法の原理原則と、行為レベルでの実態には、かなりの相違があるかと思います。
 最近でも、日本の輸送船の通行拒否のため、某国の海軍が出動したこともあったそうです。
 このように、国連海洋法条約は、かなり幅広く例外を許容しているか、でなければ、厳しい遵守が
求められない条約のようなので、そうした実態を踏まえた解釈が必要かと思います。



241 :93:04/05/23 19:11 ID:y90v37KY
>>239
>法案提出者の一人である水野賢一議員が、雑誌『正論』04、5月号に

1・・・これは通常、海上封鎖を想定した、「武器、もしくは軍需物資」等の運搬を想定した
話でしょう。これは敵国商船であれば公海でも臨検されます・・。でも、商船というのは
定期的にやってきますが、そのたび、安全保障上の理由を説明する挙証責任は
日本側にありますよね。北朝鮮との国交正常化が遠のきますよね。拉致問題も
解決しにくくなると思います。

2、3、北朝鮮ってのは、朝鮮半島の"北半分"において独立国を目指しているが、まだ国家として
認めるわけにはいかない、事実上の政府、としてみなす方法が一つ。
もう一方は、将来の南北統一を想像しながら、朝鮮半島全体を一つの国家とみたときの
正当政府が大韓民国政府で、北朝鮮もその一地方の事実上の政府とみる方法が
あります。
 本来国際法はお互いが国家として権利義務を実行することを想定しているのですが
事実上の政府でも履行可能な国際合意を果たすことはできますし、また、法遵守を
することで、ある国家の正当政府として地位を確立したいというのがありますから、
別に相手が事実上の政府でも問題ないと思いますね。

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/23 20:19 ID:ePKyPIjN
>>241
北朝鮮の船が拉致や麻薬物質輸送等に使用されたことは、ほぼ公然の事実であり、
今さら否定できるものではないと思います。厳しい検査が行なわれている現時点でこそ、
北朝鮮商船を利用した犯罪行為はあまりなくなっていますが、基本的に、北朝鮮の船は
「犯罪船」である可能性が高いわけで、これは事実ですから、この認識に立った上で検討せざるを
得ないのだと思います。これまでのように、これをなかったことにした場合、あとから事実がどんどん浮上
して、また世論がおさまらなくなってしまいます。
 このため、国交正常化を考えるにあたっては、もともと国交正常化というのはかなり
遠い目標だということを踏まえて考える必要があるでしょう。ということで、安全保障上の問題点は
きちんと立証できますし、それを立証して入港拒否法案を定めることには問題ないと思います。

 それから入港拒否法とは全く別の観点ですが、油濁防止条約との関係ではどうでしょうか。
以前、茨城県で、無保険船が、油漏れを起こしましたけども、この条約上の賠償措置をみたして
いないのですから、この条約違反という観点から、入港拒否はできるのではないでしょうか。

243 :漂流人 ◆Z39MC3g4hI :04/05/24 08:20 ID:H3oDIKwc
無害通航権って停泊も入るんですね。
UNCLOS18条の通行の意味で
1項(b)で停泊と湾岸施設への寄港が述べられています。

強化された無害通航権も停泊OKなのかなぁ。

それにしてもこうやって実際問題に海洋法を当てはめて考えると、
マジ日本何もできないよなぁ(T_T)

やはり原因は安保理の機能麻痺かなと僕は考えています。


244 :93:04/05/25 10:29 ID:kz2/mSSc
>>242
>北朝鮮の船が拉致や麻薬物質輸送等に使用されたことは、ほぼ公然の事実であり

おっしゃるとおりですね

>基本的に、北朝鮮の船は「犯罪船」である可能性が高いわけ

おっしゃるとおりなんですね。しかしながら拉致、麻薬も基本は現行犯なのであって
そういう疑いがあるならば、日本政府の自衛隊の船は公海上など、そして海上保安庁は
領海内でも立ち入り権限があります。
 特定船舶〜法みたいないのは、「特定国家の商船であるというその理由だけで」入港
拒否ができるようにする法律です。そこで疑問なのは「立ち入り&捜査は日本の官憲が
いつでもできるのに何故特定国船舶を差別するのか??」ということです。
 無害通航権その他は、まさに「特定国家の商船であるというその理由だけで」差別されない
論理に基づくわけです。
 ところで、僕は、本件を北朝鮮の責任を考えるよりも、日本の公安が
国内の過激派処罰が得意でも、防諜や諜報活動が下手なのかな。。。と思いました。
外務省やICPOとの連携も要るのでしょうが。予算的な問題もあるかもしれません。
北朝鮮から入ってくる船舶は数が知れてるのに、今まで防げなかったわけですから。

245 :93:04/05/25 10:40 ID:kz2/mSSc
>>242
油濁に関しては当該船舶とその所属国への対抗措置として
入港拒否は可能でしょうね。

北朝鮮に関しても、特定〜法は成立は無理であろうとも、アド・ホックな措置として
拉致問題という国際法違反への対抗措置としての入港拒否は可能ですよね。
もちろん拉致問題が解決すれば、措置を解除せねばなりませんが。

246 :242:04/05/26 04:51 ID:xi+P1t/F
>>244
 ご指摘のように、本当は、入港拒否ではなくて、きちんと公権力の行使たる検査、取り調べ
を実施するのが筋なのでしょうね。しかしながら、これまで北朝鮮関係は、
金融政策(北鮮信組の破綻時の北朝鮮向け送金の調査等)、税制(総連の施設への非課税等)、
貿易管理規制(万景峰号の不正貿易の放置)、外為規制(北鮮向け不正送金の放置)、
といずれをとっても、通常の法の執行が為されていない状況にありました。これをちゃんと
やらせる議論や、こうした事態をもたらした国内の親北鮮系の政治家や外務省の行政介入を
きちっと議論しないでいるくせに、一足飛びに、「入港拒否」になるのです。
おかしな話です。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 07:57 ID:7YEiDXGV
ええ、以前からROMっていた国際法専攻の学生です。
まだ勉強始めたばかりのへたれ学生なのですがヨロシクです。

ええ、さっそく質問なのですが。

今話題になっているジェンキンス氏引渡し問題について、今日のニュースによると細田官房長は引渡しを拒むのは困難とする会見を行ったそうですが、
これは具体的にどのような法解釈からと考えられるのでしょうか。

双罰性の原則を持ち出すまでもなく、日米犯罪人引渡し条約6条1項では、
請求国の領域外で行われた犯罪について、被請求国が法令によって当該犯罪を罰していること、を引渡しの要件として定めていますよね?
今回、米国がジェンキンス氏を“軍から逃亡した罪”(良く知らないんです、スミマセン)によって訴追するつもりなのであれば、
日本国内においてもそのような罰則を規定する法令が必要かと思われますが、米の軍法に対応する法令が日本に存在するのでしょうか?
(手持ちの六法や条約集では自衛隊法が略されまくりなので、参考にならず・・)

もしや在日米軍地位協定かとも思いましたが、やはり刑事裁判権について定めた17条にしても、
明確にこれを根拠とした引渡し、といえる条文が見当たりません。
そもそも朝鮮戦争で逃亡した兵を、日米地位協定は想定していないだろうし・・
う〜ん・・

政治犯、ということにできないんでしょうかね?

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 08:35 ID:Sb3cxQaz
>>247
つーか小難しい話はよくわからんが、米から経済的・政治的圧力かけられたら
だいたいのことを日本は飲むのでは?
条約なんて端から端まで守ってる関係は珍しいと思われ

お前法令だけじゃなくその背景までしっかり勉強したらええんじゃない?と
法律とは無縁の一市民が語ってみる

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 08:40 ID:Wb7f+C09
>法律とは無縁の一市民が語ってみる

 あんたが日ごろ意識してないだけ

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 09:24 ID:ajlwzEX2
>>247
>5 (a)
>日本国の当局及び合衆国の軍当局は、日本国の領域内における合衆国軍隊の
>構成員若しくは軍属又はそれらの家族の逮捕及び前諸項の規定に従って裁判
>権を行使すべき当局へのそれらの者の引渡しについて、相互に援助しなけれ
>ばならない。

であるようです。脱走兵は未だ「合衆国軍隊の構成員」であるとのこと。

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 09:33 ID:ajlwzEX2
追記しますと横須賀や沖縄の米兵が次々に日本に保護を求めて脱走され
てはたまらん、という米軍当局の切実な問題意識もあるんでしょう。

実際沖縄、横須賀からはかなり(数千名規模)のイラク派遣が行われて
いますんで。

252 :93:04/05/26 11:05 ID:YeQfAOgZ
>>247
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mikihide/page005.html
弁護士事務所の文章なので話半分に。やぱし、図書館で見るのが正確です。

日米地位協定17条では、ジェンキンス氏が合衆国軍人と見做される限りは
裁判管轄権はアメリカにありますよね。
双方可罰性については、自衛隊法119/123条には規定があり、処罰されますね。
ただ、ジェンキンス氏の親族によると、"脱走"ではない、「脱走時にベッドに残した
遺書は筆跡が本人と異なる」、といった証言があるのも見逃せません。

253 :93:04/05/26 11:08 ID:YeQfAOgZ
それと、ジェンキンス氏の国籍の問題もありますね。一応朝鮮民主主義人民共和国
の国籍を持っていれば、国籍国であるので、外交的保護が受けられます。
つまり、「うちの国民であるジェンキンスに何するんだ〜〜」と北朝鮮が言える。
 しかし日米共に、国家承認はしていない(北朝鮮政府と呼ぶ)ので、北朝鮮に
国籍付与の権限は無い、と見做していることです。そして家族と暮らすためには
日本国籍が必須であるということ、そのためには日米犯罪人引渡し条約と合衆国軍法に
服さなくてはならない事などがありますね。。敵前逃亡罪は合衆国軍法では時効40年
だっけかな。来年くらいまでらしいですよ。
 でも時効過ぎるまで北朝鮮で我慢しても、合衆国本土の土は踏めるのか(税関で
拒否されるかも)?、米国本土の家族に会えるのか?といった問題があります。
一生米国に入れないかも知れません。そういう意味では執行猶予みたいなのがあるか
どうか知りませんが、軍法会議に出席せねばならんでしょうね。


254 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 17:04 ID:ajlwzEX2
>>253
>敵前逃亡罪は合衆国軍法では時効40年だっけかな。来年くらいまでらしいですよ

米国防総省の見解では、国外逃亡中は時効が停止するとの事です。

255 :93:04/05/26 21:09 ID:g1VDhUDE
>>254
ありゃ。。敵前逃亡は通常アメリカの場合外国でしますのにね。時効停止ですか。

地位協定とかも一次管轄権がアメリカっていうだけなんで、一応管轄権を放棄できることは
できるんですがね。
 ブッシュは大統領選控えているから強気だろうし、サミットの場で直談判できるでしょうかね。
退役軍人会はスッゴイ票田だし敵前逃亡兵はは多分、退役軍人会が一番嫌いな人だと
思います。。シルバースター勲章(米軍でほぼ最高の勲章)もらった経験のあるペロー氏
とブッシュが言うのとでは退役軍人会への説得力が違いますしね。

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/26 21:57 ID:7xWGkAAA
>>248
ええー、まあそれもそうかもしれないんですが(^^;
うーん、国際法の有効性については議論の余地ありですが、案外守られてるもんですよ・・
それに法は法、政治判断は政治判断、で分けて考える癖はつけておいた方が良いかも、ですよ。
こないだのスパイ容疑の日本人科学者の場合も、米国からの引渡しを拒んだでしょう?

>>250
>>252
>>253

根拠条文の提示と、分かりやすい解説ありがとうございます。
うーんそうですか、やはり米軍地位協定に基づいて引き渡し請求がなされるんですね。
「脱走兵は『合衆国軍隊の構成員』であるか」が要点ですか。
とすると、官房長官の発表はこの点につき、逃亡兵も米国軍隊の構成員であると解釈される、ということだったわけですね。
やはり、ジェンキンス氏はそもそも逃亡兵ではない、と判断されない限り彼は日本では暮せない、と。
また、その判断が下される為には、そもそも米国に身柄引渡しを行う必要があるわけですね。

うーん、厳しいですね。
どうもありがとうございました。

>>252
面白いサイトの紹介、ありがとうございます。
そのサイトでは、自衛隊法119、123条の米国軍法に対する相当性に関して疑問を投げかけていますが、
やはり双罰性を満たす、とみて間違いないとお考えですか?

僕自身は、当該犯罪行為の構成要件が合致していることのみにつき考えれば良いのか、
それとも法律の性質の相当性をも問題にするべきなのか、悩むところです。
基本的に、軍隊は存在しないとする日本で、軍隊からの逃亡、が双罰性を持つと言えるか、興味深いところですね。

257 :93:04/05/27 00:37 ID:i/M4oJg0
>>256
> やはり双罰性を満たす、とみて間違いないとお考えですか?
中略
> 基本的に、軍隊は存在しないとする日本で、軍隊からの逃亡、が双罰性を持つと言えるか、興味深いところですね。

自衛隊がself-defense-forcesで、"軍隊"ではないなんて、国内向けには憲法9条向けの
説明としていいでしょうが安保理でそんな発言したら笑われます。
 大体軍隊は、国連憲章上、安保理の軍事行動決定以外では、自衛権発動の時にしか
武力行使してはダメなんですから。アメリカが、チョッとしたことで軍隊動かしているのは
あれは特別です。
 軍隊かどうかというよりも、"敵前逃亡"という行為の評価だと思いますよ。双方可罰性が
問題となるときは、軍隊か否かよりも、片方の国で、敵前逃亡の刑が死刑が用意されている
場合ですよね。刑の均衡性ということから。今回はそれは無さそうですが。
 それと、敵前逃亡罪が両国とも"存在する"ということにはあまり争われていないと
思います。それよりも、まず敵前逃亡事実が"一見して"(apparently)あったかどうかだと
思います。今回その事実に争いがありそうなので、もし敵前逃亡でなく、「拉致」されたり、
降伏して「捕虜」となったりであれば、アメリカが一次管轄権を譲るかもしれませんね。
そのほうがブッシュ政権も解決しやすいでしょう。


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